新築の窓にシャッターは必要？

これは２０２２年１月現在、１年以内に建った我が家の周りの新築一戸建ての例です。

我が家を含め、窓にシャッターのない新築の家がほとんどです。

家を建てる前まで、夫は「窓には当然シャッターがいるもの」だと思っていました。

まだ積水ハウスで家を建てると決める前に、地元のハウスメーカーの建築実例の見学に何度も行ったのですが、ある時、窓にシャッターがないことに気づきました。

その時の営業マンの方に、
「最近、窓にシャッターをつけるご家庭はほとんどありません」
と言われ、「へー( ;∀;)そうなの？( ;∀;)」と驚きました。

1. 飛来物からの窓の保護
2. 遮光・遮熱
3. 防犯

主にこの３つではないでしょうか。
つまりこれがシャッターをつけるメリットですね。

では、デメリットとしてはどんなことが考えられるでしょうか？

1. コストがかかる
2. 開閉時や風で揺れた際に大きな音がする
3. 電動シャッターはメンテナンス費用もかかる
4. 日頃のメンテナンス（掃除）の手間がかかる

夫は当初、メリット１番目の、飛来物からの窓の保護目的で、シャッターは必要だろうと言っていました。

ですが、最近の窓は性能が上がって、ペアガラスやトリプルサッシなど、ちょっとやそっとでは損壊しない窓になっているようです。

大手ハウスメーカーではほとんどペアガラスやトリプルサッシなどを標準仕様にしているので、窓自体にけっこうコストがかかっていると思います。

シャッターに求められる機能が必要のないくらい、窓そのものが質が高いため、大手のハウスメーカーでは、窓に関しては、最初からシャッターはない設定で話が進んでいくのではないかと思います。

我が家の窓は「AJサッシ（アルミ樹脂複合サッシ）+遮熱断熱・防犯合わせ複層ガラス」というものなのですが、これは室内側に樹脂を用いて熱の出入りを極力抑えたサッシだそうです（積水ハウスの資料より）

ですが、窓はびくともしませんでした。

暴風雨にも関わらず、雨や風の音はそれほど気にはなりませんでしたし、普段も外の音はほとんど気になりません。

遮光・遮熱に関していえば、シャッターがあれば、夏の熱さは軽減されるかもしれません。

窓はＵＶカットにはなっているものの、熱さを完全にシャットアウトできるものではありませんから、日中留守にすることが多い方はシャッターを下ろしておけば、部屋の温度上昇は少なくてすむと思います。

防犯の面ですが、ペアガラス、トリプルサッシ、とにかく一度展示場などで、実際に開閉してみられることをおススメします。
けっこう窓自体が重いです。

ちなみに積水ハウスでは、ガラスは「防犯合わせ複層ガラス」サッシはすべて「２ロック」

特に、スイングサッシにはバールなどでのこじ開けに強い「ツバ付き錠」が採用されています。

以上のようなことから

デメリットとして挙げられる日頃のメンテナンスは、面倒くさがりの私は絶対やらない自信がありますし、シャッターの騒音でご近所トラブルになるかもしれないことを考えると、そのほうがやっかいです。

その際のメンテナンス費用もかかってくるわけですし、考えてみれば、マンションの窓にもシャッターはありませんでした。

ただ、最近思うのですが、もしかしたら、窓自体の質があまり高くないものを使われるハウスメーカーさんもあるのかもしれません(;^ω^)

大手のハウスメーカーであれば、ほとんどが質の高いものだとは思うのですが、地域の工務店や、最近流行りのローコスト住宅、といったような住宅メーカーさんであれば、窓自体の質がそれほど高いものではなく、窓とシャッターが「セット」でないと、快適な日常、生活の安心が得られにくいといったようなことがあるかもしれません。

外壁と同じく、窓というのは安心で快適な日常生活を送るためにとても大切な家の一部です。

家を建ててしまってからは、なかなか替えられない部分ですから、慎重に考えなければならないと思います。

お住いの地域によっては、台風の被害がでやすいとか、雪が高く積もりやすいといったようなことがあり、「シャッターが必須」というところもあるかもしれません。

特別そういった地域にお住まいではなく、窓の質が、賃貸アパート並みに低い、ということでもなければ、窓にシャッターは必要ないように思います。

ハウスメーカーさんは、シャッターをつけることで儲けもあるのでしょうから、そこはこちらがシビアになって、メーカーさんの言われるがままではなく、本当に必要なものかどうかを考えることをおススメします(#^^#)