新築の家を建てるにあたり行われる儀式があります。
その代表的なものが「地鎮祭」と「上棟式」です。
- 「地鎮祭」とは・・・家を建てる「前」に行うもので、家を建てる土地に神主さんを呼んで、 工事の安全を祈願して執り行う儀式です。
- 「上棟式」とは・・・家が建ち始め、家の土台となる「棟木」の取り付けが完了した段階で行われるもので、こちらも工事の安全を祈願して行う儀式です。
昔から「棟上げ(むねあげ)」とも言われます。
「地鎮祭と上棟式、どちらもやらなければならないもの?」
我が家は「地鎮祭」のみ行いました。
ハウスメーカーさんの話では、最近はこのような儀式を行う家庭は減っているそうです。
夫婦共働きで時間がとれない、というのが主な理由でしょうか・・・
私が子供の頃は、近所で家が建つと、親に、「餅まきがあるから拾いに行くよ!」と言われて、ついていくと、まだ柱だけの家の上からお餅をまく人がいて、それを下にいる人がこぞって拾っていた、という記憶があります。
今思えばあれが「上棟式」だったんですね(;^ω^)
上棟式は、家の骨組みが出来上がって、基礎工事がひと段落したということで、大工さんたちをねぎらう機会でもあるようです。
「大工の棟梁」という、大工さんの中で一番偉い人がいて、すべてはその棟梁の指示で家を建てていくのが昔ながらの日本家屋の建て方なのでしょうが、考えてみると、最近のハウスメーカーは、基礎も内装も外溝も、チームで分かれていて、初めから終わりまで一貫して同じ大工さんでの作業ではないことがほとんどです。
そういったところからも、上棟式はやらない家庭が増えているのかもしれません。
特に我が家は木造ではなく鉄骨造りなので、「大工さん」というよりは、「作業員」という感じでした(;^ω^)
「地鎮祭」にしろ「上棟式」にしろ、昔からの日本の風習で、そういったものに時間やお金をかけるのがもったいない、と考える世代になってきたのかもしれませんね(;^ω^)
「気持ちの問題」ということになるのかもしれませんが、なんとなく、これから一生ここで暮らし、ここで生涯を終えるつもりであれば、このような儀式も行っておいた方が「安心」という気がします。
我が家は特に宗教的なこだわりなどはありませんし、家に神棚があるような家庭で育ったわけでもありません。
「このような儀式を行わなかったから災害にあった」とか、「儀式さえ行っておけば生涯安泰」というわけでもないとは思います。ですが、
昔からの日本の風習ということでこのような儀式が今なおずっと残っているということは、それなりに意味があるもののように思います。
ちなみに、我が家の周り、新築ラッシュですが、「地鎮祭」はされているところがほとんどです。「上棟式」はたしかに見かけません。
これは、我が家が積水ハウスさんからいただいた地鎮祭の案内です。
神主さんの手配は積水ハウスさんがして下さいました。
日程も、積水ハウスさんが、いわゆる縁起の良い日「吉日」を選んでくださり、この日はどうですか?と、提案してくださいました。
このような、家を建てることに関する儀式の知識はほとんどなかったので、
「準備はどうしたらいいんだろう?」
などなど、ネットで情報をあさりました。
ですが、結果的に、積水ハウスさんがすべて面倒を見て下さり、上の画像の資料も提供してくださったので大変助かりました(*^^)v
画像は我が家の地鎮祭の風景です。
地鎮祭当日は、積水ハウスの営業マンさんと、現場監督さんが参加してくださり、写真は現場監督さんが撮影してくださいました。
コロナ鍋でなければ、他の家族や、関係者の方も参加していただけたと思いますが、最小人数で行いました。
画像の中の、テントや祭壇などすべて、積水ハウスさんが準備し、片付けまで行ってくださいました。
これに対して費用は請求されていません。
時間としては、30分程度だったと思います。
アッという間に終わったという感じです。
服装は迷いましたが、私は綺麗目のスカートとブラウス、それに5月のゴールデンウィークの時だったのでジャケットを羽織りました。
主人は見てのとおり、特別綺麗でもなんでもなく(;^ω^)チノパンとカットソーでした。
二人とも、地鎮祭用に服や靴を購入したりはしませんでした。
地鎮祭のまとめ
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費用 30,000円くらい(お神酒は5,000円くらいのものにしたかと思います)
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時間 30分程度
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準備 すべてハウスメーカーにお任せ
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服装 少し綺麗目な普段着
おまけの話ですが・・・
積水ハウスさんは、後々、家が出来上がるまでの工程として、私たちが見られなかった工事中の作業現場を撮影してくださり、一冊の冊子にしてプレゼントしてくださいました。
この地鎮祭の写真も、積水ハウスさんのおかげで記念に残すことができました(感謝)
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